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※暗い話なので閲覧注意。






その時本当は、わたしにはお付き合いしている人がいた。








でもその人は既婚者で、未来の見えない関係だった。
しかも、その結婚するか?と言われた時の少し前に、
その既婚者の彼の子を中絶したばかりだった。
このことはわたしを深く傷つけた。








傷だらけで、とてもじゃないけど、
結婚なんて考えられる状況じゃなかった。








自分のことが嫌だった。
将来の見えない相手と付き合い、
大好きだった人の気持ちには答えられず、
体も心も傷ついているのに、
それでも、その関係を終わらせることができなかった自分が嫌いだった。








いやむしろ傷ついたからこそ、
その代償とばかりに、関係を終わらせることができなかったのかもしれない。










全部自分で決めたことだったが、ひとつひとつの決断を
心から満足して受け止めることはできなかった。








それはどれだけわがままを聞いてもらっても、
どれだけお金をかけてもらっても、
どれだけの時間をかけても、
どれだけわたしのことに一生懸命になってもらっても、
どれだけ経っても、1つも癒されることはなかった。








それは、ずるずると続き、気がつけば31歳になっていた。









そして、ある日突然、わたしはその人から一方的に振られるのである。









数年後にわかったことだが、
その人の奥さんとの間に子供ができたタイミングで、
振られていた。










わたしは、結婚のチャンスも、子供も、結婚適齢期も、
20代の貴重な時間も、全てを失ってしまった気持ちで
何か月も落ち込んだ。
全ての罰がわたしに降り注いでいる気持ちだった。










わたしが全部悪い。
そう思っていた。










わたしはその前に、29歳から起業していた。
パワーストーンのアクセサリーをネット販売する仕事だった。









売上は浮き沈みが激しく不安定で、この頃から顔中にニキビができていた。
体重はもとに戻っていたが、
彼もいない、生活も不安定、借金もある、顔中ニキビ、友達はどんどん結婚し周りからいなくなっていっていた。
お先真っ暗だった。








稼いでいないのに、遊びに行くなんてできない!と自分を厳しく家に閉じ込めた。
海が大好きなわたしは、真夏の天気の良い日にベランダに出て
なんで今わたしは東京にいるんだろう?
と不思議でしかたなかった。








こんな人生にするつもりはなかったのに。











わたしは生きるのがへたくそだった。











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