未完了の感情<沖縄WS編>

みなさん、こんにちは!
だいぶ寒くなってきましたね。
沖縄WSで体感したこと、まだまだありました!
書こうかどうしようか迷ったのですが、勇気を出してかきます。
私はもともと、ちょっと気取ってる感じに見られがちだと自覚しているのですが、
いや、以前は確かにクールぶってました。
でも、それって、自分の本当の気持ちが誰かに知られるのが怖かったから。なんですよね。
今でもその片鱗はそこかしこにでていて、
自分が悲しいとか寂しいと感じているときほど、
クールになっていく時があります。
悲しいことに、大体いつもあとから気付くのですが、
そういう時って相手もクールにビジネスライクな対応をされていることが多いです。
きっと私と同じように、本当は相手も寂しさや悲しさを感じているということなんですよね。
なぜそうなってしまったのか、
それもこれも、私が生まれて育っていく中で培ったスキルであり、
悲しみや寂しさや怖さを、感じないようにばれないように、誰にも分からないように、
自分にすら分からないようにしていないと、そうしていないと、
とてもとても自分の悲しみや寂しさや怖さを受け止めることができなかった。
幼い私が生きていくために、ごく自然に身についたものです。
ただ、一方で、すごく親しい人の前では、
バカをやって、人を笑わせたり、
わがままを言って甘えたり、
がはははと笑って笑いが止まらなかったり、
子供のように無邪気な自分がいることも知っていました。
その自然体の自分が出せるのって、
相手に安心感があるか。
ありのままの自分を出しても大丈夫な相手なのか。
相手次第だと思っていました。
でも、それが違ったってことが、この沖縄WSでわかりました。
↑のとおり、この2日間、全然私のことを知らない人からも、私の良い所ばかりを言ってもらって、
もう全員好き!ってなっていたので、
終始私の中の子供の部分でいられたのです。
それは、圧倒的な安心感でした。
かっこつけなくていい、本当の気持ちを隠さなくてもいい、私のありのままでいい。
泣いても笑ってもいいじゃないか。
そう自然に感じていたのです。
相手は、初めて会った人でも良かったし、
仲良しの友達じゃなくても良かった。
きっと今までもどの場にいても、
ありのままの自分のままでよかったんですよね。
生きるために学んだことは、間違っていたことを感じました。
ありのままでいたら、きっと受け入れられた。
私も本音で話し、相手も本音で話してくれる。
今までは、怖いような気がしてたけど、まったく怖いことはなかった。
むしろ、ふわふわと心地よい気持ち良さの中で、
深い安心感を感じていました。
こんな感覚、初めてだったかもしれない。
そして、そんな中で迎えた、
未完了の感情を完了させるワーク。
このワークは、昔の自分や人などに対して、
悔やんでいる思いや、伝えられなかった気持ち、
怒っていたこと、ほんとは寂しかったことなど、
何でも良いので、言葉にして伝える、というワークなのですが、
ワークショップの同じグループの人に、相手役になってもらい、
言いたいことを伝えるというものです。
未完了でずっと心の中に残っていた想いを伝え、完了させるのです。
そこで、私は、未完了未完了、、、もうだいぶ完了してるよなーと思いながら、
ふっと浮かんだ出来事がありました。
もうとっくの昔に忘れていたと思っていた、
プロポーズしてくれた彼のことを思い出したのです。
当時私は東京、彼は地元にいて、
つきあっているのか、別れているのかわからないような状態のまま、
ただただ連絡を取り合っていたような相手です。
私は彼のことが大好きだったし、彼も東京で頑張っている私のことを応援してくれていました。
ある時、地元に帰ったときに、東京に戻る空港まで送ってくれる車の中で、
「結婚するか?」と聞かれました。
私はとっさに、あはははははは!!と笑ってしまいました。
突然でびっくりしたのもあるし、
いつかは、彼とそうなりたいと思いつつも、
今はまだ東京にいたい。
親も反対している。
など、いろんな思いが頭の中を駆け巡りました。
結局私は何も答えず東京に戻り、後日電話で今は結婚できないと伝えたのです。
その時の彼のことを思い出しました。
ほんとは、
東京で暮らしてるの応援してくれてるんじゃなかったの?
なんで簡単に帰って来いって言えるの?
一回でも私の東京の生活見に来たことあるの?
私の親が反対してること知ってるの?
そもそもちゃんと私のこと好きなの?
自分の都合だけで結婚って言ってるんじゃないの?
ほんとは、言いたいことはたくさんあったのです。
でも、私はそれを一言も伝えなかった。
そして彼もまた、何も聞きませんでした。
あの時、渋谷のスクランブル交差点を通りながら、
号泣しながら電話をした光景を、今でも鮮明に覚えているのは、
本音を一度も伝えることができなかったからなんだと気づきました。
未完了の思いがそこにありました。
私は、相手役になってくれているグループの方に向かってこう言いました。
あの時きっと勇気を出して言ってくれたのに、笑ったりしてごめんね。
大好きなことをずっと伝えられなくてごめんね。
本音を伝えることができなくてごめんね。
ほんとは、怖かったんだ。
もっと寂しいといえばよかったし、
もっと一緒にいたいといえば良かった。
幸せになる勇気がなくてごめんね。
でも、ずっと好きでいられて私は幸せだったし、
あなたもいつでも幸せでいてほしいと思ってるよ。
ありがとう。
相手役の人は、私を抱きしめ、ありがとうと言ってくれました。
本音を伝える。
これをしていれば、後悔はきっと少なかったんだと思います。
いつの時も、本当の自分をさらけ出すのが怖くて、
寂しさや悲しさが自分でも分からなくなっていた、過去の私。
未完了の感情を完了させた私は、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
本当は、どの場面でも、どの相手でも、
この世は安心安全で、本音を言っても良かった。
本音を言ってもいいんだな。と思いました。
今でも、まだ慣れてないので、なかなか言うことに躊躇するのですが、
もっともっと相手を信じて、本音を伝えていきたいなと思いました。
相手をもっと信じて、本音を伝える。
これ、なかなかできそうでできないかもですね。
もし、今日ひとつ、あなたの大切な人に本当の気持ちを伝えるとしたら、
何を伝えたいですか?
今日もありがとうございます。